今日で21年。萬みち子さん、92歳の公憤に、敬意の感涙が止まらない1.17です。
- 2016.01.17 Sunday
- 18:03
JUGEMテーマ:大震災後の復興支援
阪神・淡路大震災で亡くなられた皆さまのご冥福と
ご遺族、被災された皆さまのご健勝をお祈りいたします。
そして、本日の中日新聞の記事にありがとう!
92歳の公憤に、敬意の感涙が止まりません!
萬みち子さんはあの日、
高速道路倒壊によって
高速道路倒壊によって
「息子」さんを亡くされました。
「息子」の英治さんは、
みち子さんが23歳の時
ひきとった従妹。
みち子さんが23歳の時
ひきとった従妹。
広島の原爆で亡くなった叔父さんの
三男です。
英治さんが20歳のとき
おふたりは養子縁組をしました。
みち子さんも英治さんも独り身のまま、
二人三脚。
二人三脚。
あの倒壊がなければ、お母さん思いの英治さんとともに、
みち子さんは、穏やかに暮らし続けていたことでしょう。
みち子さんは'97年に日本道路公団を告訴、6年間を闘いますが
2003年の判決で、原告の請求は棄却されてしまいます。
控訴をしたものの、1年度に、健康の不安から和解を決意。
みち子さんは、80歳でした。
和解の条件は、高速道路の補強強化。
和解金は求めませんでした。
英治さんに「志途中で引っ込めるのは、男として恥ずかしいこと」と
教えてきたみち子さんは、毎日、仏壇にごめんなさいと誤っているとか。
和解の条件は公憤の証しであり
亡き息子さんへの慚愧の念といえるでしょう。
現在は、有料老人ホームで暮らすみち子さん曰く
「足腰が丈夫で、10歳若かったら、
(東日本の)被災地へ行って愚痴を聞く相手になるのに…。
復興まで道のりは長いけれど『あきらめないで』と伝えたい」。
みち子さん、あなたの声をわたくしが伝えます! きっと!