男性はネック、女性はバスト! シャツの正しい選び方
- 2012.06.15 Friday
- 15:44
[all about コラム 2012年6月14日掲載]
男性のシャツは、首周りと裄丈で選びますね。
女性のシャツは、バストサイズで選ぶ!
という、シャツの正しい選び方、ご存じでしたか?
私は、シャツのプロデュースをはじめるまで
このこと、知りませんでした。
皆さんは如何ですか?
オーダーメイドは別として、既製のシャツなら
いわゆる標準体型を基準としたSMLとか
号数表示から選ぶことが多いのではないですか?
もちろん、メーカーによって少しづつ、標準体型が違うので
時にはMだったり、時にはLだったり…
とはいえ、それぞれ、基準としている「いつものサイズ」があって
それを中心に選んでいるのではないでしょうか?
で、「いつものサイズ」で試着してみて、胸元が開いちゃう!
と、お気に入りのデザインをあきらめたことはありませんか?
とくに、バストの豊かな女性は、いつものサイズで選ぶと
胸元のボタンとボタンの間が開いてしまうことが多いようです。
つまり、いつものサイズではなく、胸の収まるサイズを選ばないと
シャツはキレイに着られないわけです。
もし、ボタンとボタンの間があいてしまったら
ワンサイズ、大きめのシャツを試着してみてください。
バストがおさまり、胸元が開くことがなくなります。
その場合、袖を詰めたり、ウエストのダーツを絞ったり
多少の補正が必要になるかもしれませんが
きちんとしたお店なら、ちゃんと直してくれます。
ワンサイズ上の洋服を選ぶのは、なんとなく、抵抗がありますよね。
でも、シャツ選びは体格ではなくバストサイズ、と割り切ること!
胸の小さい女性も、バストサイズで選べば、胸回りがぶかついたり
衿の浮きが少なくなります。胸回りに併せ、首周りも細めになっていますから…
ただし、念のため、肩幅にも注意です。
胸回りで選ぶと、肩がきゅうくつに感じることがあります。
たとえば、私は首周りと胸回りのサイズは7号ですが、肩幅は9号サイズ。
7号では肩が回し難いので、9号を選ぶことのほうが多いです。
こんな風に、肩の収まりと胸の収まりのバランスを見ながら
体型に合うシャツを探します。
既製服の標準サイズは、体型の違いを考慮していませんから
自分の体型に近いサイズ展開をしているブランドを見つけておくと
いざとなった時の買い物が楽ですし、キレイに着られます。
なお、シャツのサイズ表は仕上がり寸法で表示されています。
サイズ表から下記の数字をひいて、自分のサイズと比べてみましょう。
胸回りは、ヌード寸法+10〜16センチ
首周りは、ヌード寸法+2〜3センチ
肩幅は、ヌード寸法
最近、流行りのパターンオーダーも、オーダーメイドとは異なりますので
標準体型に近い人以外は、ジャストフィットというわけにはいきません。
どんなにステキなデザインでも、体型に合ったサイズでなければ
キレイには着られません。
しっかり採寸して、バストサイズを中心に、肩幅、胴周りをふまえ
サイズと型(シェイプ型・レギュラー型・ゆったり型)を組み合わせて
キレイに着られるシャツ、選びましょうね。