段取り脳をつくる習慣 Vol.1 誰でも達人になれる 楽しく鍛えるがポイント! 〜中部経済新聞11/5号に掲載されました〜
- 2012.11.23 Friday
- 12:26
段取り脳をつくる習慣 Vol.1
誰でも達人になれる 楽しく鍛えるがポイント
[中部経済新聞 2012 11月5日 「ナビゲーター」掲載]
いま、「段取り力開発セミナー」がヒットしています。
このセミナーは二〇〇七年に産能マネジメントスクールさんとコラボして
同スクールの公開セミナーとして開講。
以来、東京代官山の教室は、毎回満席という超人気ぶりです。
段取りとは「手順を整えること」であり、仕事力の基礎です。
従来は、若手のころから上司や先輩に仕事をとおして教えられ
身につけていくものでした。
その段取りをセミナーで学ぶというのは
どのようなニーズや背景があるのでしょう。
参加者といえば、二〇代後半から四十代が中心です。
「残業を減らしたい」「ゆとりをもって仕事をしたい」
というのが、参加動機のようです。
こうした皆さんとご一緒する中で、度々、耳にする声がありました。
やったほうがよいと分かっていてもできないことをやるには
どうしたらよいか?
やるべきと分かっていることを続けるには
どうしたらよいか?
誰にでも、やればよいと分かっていても
できない、続かないことがあります。段取りも同じです。
私は、参加者の声にお答えするため
あれこれの分野を調べはじめました。
そして、ある時、ある情報に目がとまりました。
「脳は、楽ちんで楽しいことが大好き!」
目からうろこが落ちるようでした。
脳が楽ちんで楽しいことが大好きならば
「三日坊主」はむしろ当たり前です。
なぜならば、新しいことに挑戦すれば、脳に負担がかかります。
脳は楽ちんで楽しいことが大好きですから
負担を避けようとして、新しいことを排除します。
そこで、やればよいと分かっていても
新しい習慣が身につかないのです。
段取りには定石といえるテクニックがあります。
そして、これを粘り強く練習して習慣化すれば
誰でも段取りの達人になれます。
けれども、習慣化するまでには、それなりの練習が必要です。
練習は面倒くさく、大変ですから
根気よく反復されるとはかぎりません。
練習がとぎれると、定石となるテクニックは
いつまでも習慣化されません。
逆にいえば、練習が楽しくなれば、脳は練習を受けいれ
その結果として、新しい習慣が身につくことになります。
段取り力開発セミナーでは脳を楽しませて
段取り上手になる方法を紹介し
参加者からの評価をいただいております。
要するに、段取り上手になるには
まず、「段取り脳をつくる習慣」を身につけることです。
「段取り脳」とは、段取りにふさわしい脳の使い方のことであり
「段取り脳をつくる習慣」とは
段取りにふさわしい脳の使い方ができるよう、
脳を楽にしたり楽しませたりする習慣のことです。
どの職場にも、段取り上手になりたい社員さんがいます。
社員さんの段取り力を高めたい経営者、管理者の皆さまも
多いことでしょう。
このシリーズでは、段取り力開発をめざして
「段取り脳をつくる習慣」をご紹介してまいります。