段取り脳をつくる習慣 Vol.9 イメージは現実になるからねっ。手に入れたいものは毎日、明るく楽しくイメージしましょう! 手に入れたいもの、きっと手に入ります! 〜1月21日 中部経済新聞「ナビゲーター」に掲載されました〜
- 2013.02.21 Thursday
- 22:57
[中部経済新聞 2013 1月14日 「ナビゲーター」掲載]
脳は、現実とイメージを区別できません。
たとえば、蛇が嫌いな人に、大きな声で「蛇!」と声かけすると、後ずさりします。
蛇がいなくても、蛇がいるかのように反応するのです。
イメージは脳の働きに影響し、私たちの行動を促したり、抑えたりします。
現実とイメージを区別できない脳を味方につけて、期待する結果を得るには、
肯定的なイメージを描く習慣をもちます。
ある調査によれば、売れる営業と売れない営業では、
商談前に描くイメージが異なるそうです。
売れる人はこれから交渉する相手に受け容れられるイメージを描き、
売れない人は敬遠されたり、拒否されたりするイメージを描くそうです。
イメージは、現実を招きます。
描いたイメージが気持ちや考えに影響し、言動に影響し、結果に影響するからです。
段取りとは、ゴールまでのプロセスを考え、実行することです。
ゴールはもとよりプロセスについても、わくわくと楽しくイメージすれば、
結果につなげていけます。
肯定的なイメージを描くためにはまず、日常の言葉づかいを肯定的にします。
肯定的なイメージと肯定的な言葉づかいは表裏一体です。
「考えることは話すこと、話すことは考えること」と言います。
考えるとは、頭の中でつぶやくことです。
だから、つぶやきを肯定的にすれば、イメージも肯定的になります。
しかも、言葉は耳から入って、私たちの気持ちにも働きかけます。
肯定的な言葉を聞き続けると、気持ちが明るくなり、自信がわいてきて、
積極的に行動できます。そこで、結果を出すことにもつながります。
人は無限の可能性をもっています。その可能性の発揮を妨げるのは
「私にはできない」「私にはムリだ」「私なんて…」といった、
否定的な言葉、後ろ向きの気持ちです。
肯定的な言葉の力を借りて、積極的に行動してみると、
思いもよらない道が拓くのを体験するようになります。
もし、肯定的な言葉づかいに慣れていなければ、
肯定的な言葉を使う人たちとつき合うように心がけます。
その人たちはあなたにも、肯定的な声かけをしてくれるはずです。
その言葉が耳から入るたびに、あなたの気持ちと行動は前向きになります。
さらに、その人たちの言葉づかいを真似します。
すると、言葉が思考を変え、気持ちを変え、行動を変えて、
肯定的なセルフイメージを導いてくれます。
逆に、否定的な言葉を使う人たちとは、深くつき合わないようにします。
自信や可能性を奪うからです。
成長のためにときには、苦言を受けいれることも大切です。
けれども、つねに否定的な言葉で、あなたを嫌な気分にさせたり、
実際よりも劣っているような気にさせる人たちとは距離をおきます。
肯定的な言葉づかいによって、脳が楽ちんになり、楽しくなれば、
私たちの行動は前向きになります。
自分に語りかける言葉の力をかりて、脳をヤル気にさせるのも、
仕事の段取り、人生の段取りといえるのです。